Search Consoleの生成AIレポートが全サイトへ

Search Consoleの生成AIレポートが全サイトへ。最初の30日で見る数字

Googleは2026年8月31日、Search Consoleの生成AIパフォーマンスレポートを全世界のWebサイトへ展開したと案内しました。AI OverviewsやAI Modeなどへの表示を確認するとき、最初の30日で何を記録すればよいか整理します。

生成AIレポートは全サイトへ展開された

Googleは2026年6月から一部サイトへ生成AI機能専用のレポートを段階的に提供していました。8月31日の追記で、全世界のWebサイトへの展開が完了したとしています。

生成AI機能のデータは全体の検索パフォーマンスにも含まれますが、専用表示ではAI Overviews、AI Mode、Discover内の生成AI機能などにおけるサイトの表示状況を分けて確認できます。

ただし、レポートが利用できても、すべてのサイトですぐに大きな数字が出るとは限りません。表示が少ない段階で結論を急がず、自社の基準値を作ることが最初の目的です。

1週目は設定と対象ページを確認する

最初に、正しいSearch Consoleプロパティを見ているか、HTTPS版やサブドメインが分かれていないか確認します。そのうえで、生成AI機能に表示されたページを一覧にします。

トップページだけでなく、サービスページ、料金、事例、FAQ、ブログのどこが表示されているかを確認します。この段階では順位を追うより、Googleがどのページを回答材料として扱っているかを見る方が実務的です。

最初の30日で記録したい三つの数字

指標見る目的
表示回数AI検索でサイトが候補に入った量を把握する
クリック数・率表示後に詳しい情報を読みに来たか確認する
表示されたページ評価されている情報の種類を知る

毎日の上下で判断せず、週単位で記録します。通常検索やDiscoverの変化も同じ期間で確認し、生成AIだけを切り離して評価しません。

数字が少ないときに記事を大量追加しない

表示が少ないからといって、AIで似た記事を大量に作るのは避けます。まず既存ページに、サービス内容、対象者、対応地域、料金の考え方、よくある質問、事例が具体的に書かれているか確認します。

AI検索向けの特別な文章を作るより、人が読んでも迷わない情報へ整えることが基本です。古い料金や終了したサービスが残っていれば更新し、ページの公開日だけを機械的に変えないようにします。

表示はあるがクリックされない場合

生成AIの回答だけで疑問が解決し、クリックが発生しない検索もあります。そのため、クリック率だけでページの価値を判断できません。

一方、見積もり、事例、対応範囲、詳しい手順など、サイトで確認する必要がある内容なのにクリックされない場合は、タイトルや説明、ページ冒頭が検索意図と合っているか確認します。問い合わせにつながるページまでの内部リンクも点検します。

30日後に改善対象を一つ決める

30日分のデータがたまったら、表示回数が比較的多いページ、通常検索との差が大きいページ、重要なのに一度も表示されないページを分けます。

一度に全ページを直さず、事業上重要な一ページを選びます。説明不足を補い、更新日と変更内容を記録し、その後の30日と比較します。季節要因や検索需要もあるため、一回の修正だけで効果を断定しません。

まとめ

生成AIレポートの全サイト展開は、AI検索への表示を感覚ではなく数字で確認できる節目です。最初の30日は、表示回数、クリック、対象ページを週単位で記録し、自社サイトの基準値を作ります。数値が少なくても記事を量産せず、重要ページの情報を一つずつ具体的にすることが堅実です。