Search Consoleに追加された生成AIパフォーマンスレポートでは、AI OverviewsやAI Modeなどでの表示状況を専用画面から確認できます。見られる指標、通常レポートとの関係、実務での確認順を解説します。
まず確認したいのは、レポートが表示されているか
Googleは2026年6月、Search Consoleに生成AIパフォーマンス専用レポートを導入しました。検索ではAI OverviewsやAI Mode、Discoverでは生成AI機能内で、自社サイトがどの程度表示されたかを確認するための画面です。
2026年8月15日時点では一部サイトへ段階的に提供されています。メニューに見当たらなくても設定ミスとは限りません。すべてのプロパティで利用できると断定せず、提供状況を確認します。
専用レポートで見られる項目
公式発表では、生成AI機能内での表示回数を日付、ページ、国、デバイスなどで確認できます。検索とDiscoverは別のレポートで、検索側では国やデバイスによる違いも比べられます。
まず過去28日とその前の28日を比較し、表示回数が増減したページを確認します。数日の上下だけで評価せず、記事公開や更新日も一緒に記録します。
| 確認軸 | 実務で見ること |
|---|---|
| 日付 | 増減が一時的か継続的か |
| ページ | どの内容が生成AI機能で参照されたか |
| 国・デバイス | 対象顧客の地域・端末と合うか |
| Search/Discover | 流入経路の性質を混同していないか |
通常の検索パフォーマンスにも含まれる
生成AI機能のデータは、従来の検索パフォーマンス全体にも含まれます。専用レポートは別の集計を追加するというより、生成AI機能での可視性を切り分けて理解するための画面です。
全体の数字と専用レポートを単純に足すと二重計上になります。経営報告では「検索全体」と「その内訳としての生成AI表示」を分けて説明します。
表示回数だけで成果を決めない
表示されたことは、検索者の検討に入った可能性を示します。しかし、問い合わせ、来店、資料請求まで自動的に増えたとは言えません。クリック、ランディングページの行動、指名検索、問い合わせ内容も合わせて見ます。
AIの回答内で疑問が解決すればクリックが発生しない場合もあります。表示回数の増加を入口とし、事業成果につながる変化があるかを別の指標で検証します。
ページ改善は検索者の次の疑問から考える
生成AI検索専用の小細工を増やすより、独自の経験、具体的な条件、判断手順、更新日、根拠を明確にします。Googleも、生成AI検索で特別なAI用ファイルやマークアップは不要と案内しています。
自社のサービスページなら、対応地域、対象業務、費用の考え方、依頼前に必要な情報など、回答を読んだ人が次に確かめたい内容を整えます。
毎月の確認を小さく定型化する
| 項目 | 記録内容 |
|---|---|
| 対象期間 | 直近28日と前期間 |
| 増えたページ | 上位5ページと増減 |
| 更新内容 | 記事追加・改稿・構造変更 |
| サイト内行動 | クリック後の閲覧・問い合わせ |
| 次の作業 | 追記・内部リンク・据え置き |
まとめ
生成AIレポートは、AI Overviewsなどでの可視性を従来より具体的に確認する入口です。段階提供であること、通常レポートにも含まれることを踏まえ、表示回数、ページ、クリック後の行動を分けて評価します。