QURUWAの回遊づくりと、地域イベントサイトの導線設計

スマホで地域イベントの導線を確認する風景

岡崎市中心部では、QURUWAエリアを中心に、まちを歩いて楽しむ取り組みが続いています。

公園、川沿い、商店街、公共空間、イベント。

それぞれが点で存在するだけでなく、歩いて回れる流れになると、まちの体験は変わります。

これはWebサイトにも近い話です。

地域イベントの情報発信では、イベント名や日時を載せるだけでは足りません。

初めて見る人が、どこで何を見て、次にどこへ行けばよいか分かる導線が必要です。

イベント情報は、見つけた後が大事

イベントページでまず必要なのは、開催日、時間、場所、内容です。

しかし、来場者が本当に知りたいことはそれだけではありません。

駐車場はあるのか。

公共交通で行けるのか。

雨の場合はどうなるのか。

子ども連れでも大丈夫か。

近くで食事できる場所はあるのか。

ほかにも同じ日に回れるイベントはあるのか。

こうした情報が整理されていると、イベントは「見た」だけで終わらず、「行けそう」に変わります。

QURUWAのような回遊を意識した取り組みでは、この「行けそう」と思える導線が特に大切です。

地図だけでは導線にならない

イベントサイトに地図を載せることは大事です。

ただ、地図を載せるだけでは、来場者の不安は十分に減りません。

駅から何分くらいか。

どの入口から入ると分かりやすいか。

ベビーカーや車いすで動きやすいか。

トイレや休憩場所はどこにあるか。

混みやすい時間帯はあるか。

こうした情報があると、地図はただの位置情報ではなく、行動の案内になります。

Web導線で大事なのは、場所を示すことだけではありません。

来場者が次の行動を迷わないようにすることです。

スマホで見る前提にする

地域イベントの情報は、当日にスマホで見られることが多いです。

家で調べる人もいますが、現地に着いてから確認する人もいます。

そのため、イベントサイトはスマホで見たときの使いやすさがとても重要です。

開催時間がすぐ見える。

会場名をタップして地図を開ける。

当日の変更情報が目立つ。

SNSや公式情報にすぐ移動できる。

関連イベントに戻りやすい。

このあたりが整っていると、来場者は安心して動けます。

イベント当日のWebサイトは、パンフレットであると同時に、現地案内の役割も持っています。

回遊を作るなら、関連情報をつなぐ

QURUWAのようにエリア全体で楽しんでもらうなら、1つのイベントページだけで完結させないことも大切です。

同じ日に近くで開催されるイベント。

周辺のお店。

休憩できる場所。

駐車場や交通情報。

雨天時の案内。

過去の開催レポート。

こうした情報をつなげることで、Webサイト上にも回遊が生まれます。

来場前に調べる人にも、当日に迷っている人にも、イベント後に振り返る人にも役立ちます。

地域イベントのWeb導線は、まちの体験を支える

イベントの魅力は、現地で感じるものです。

でも、その現地に来てもらうまでには、Web上の小さな判断がいくつもあります。

見つける。

興味を持つ。

行けるか確認する。

当日の動きを想像する。

家族や友人に共有する。

この流れを支えるのが、地域イベントサイトの導線設計です。

QURUWAの回遊づくりから学べるのは、まちの中だけでなく、Web上でも人の動きを設計する必要があるということです。

地域イベントを育てるなら、イベントそのものの企画と同じくらい、情報の見せ方も大切にしたいところです。

参考