検索結果でサイト名の横に表示される小さなアイコンが、ファビコンです。設定しているつもりでも、Google検索では既定の地球アイコンになったり、古い画像が残ったりすることがあります。
ファビコンは検索順位を直接上げるためのものではありません。しかし、検索結果を一覧で見たときに、自社サイトを見分けてもらうための大切な識別情報です。
ブラウザで見えるだけでは十分ではない
ブラウザのタブにファビコンが表示されていても、Google検索に同じ画像が表示されるとは限りません。Googlebotがトップページと画像ファイルを取得でき、Googleのガイドラインを満たしている必要があります。
まずトップページのHTMLに、ファビコンを示すlink要素があるか確認します。
<link rel="icon" href="/favicon.png">WordPressではテーマやサイトアイコン設定がこのタグを出力していることがあります。複数のプラグインやテーマが別々のタグを出していないかも確認します。
画像の条件を確認する
Googleは、ファビコンを正方形にし、最低8×8ピクセル、できれば48×48ピクセルより大きな画像を推奨しています。2026年9月時点で案内されている対応形式は、BMP、GIF、ICO、PNG、JPEG、PPM、TIFFです。
小さく表示されるため、会社名の長い文字列や細かい写真は判別できません。ロゴマークの一部分など、縮小しても形が残るデザインが向いています。
クロールを妨げていないか
Googlebot-Imageがファビコン画像を取得できず、トップページもクロールできない状態では表示されません。
次の点を確認します。
- ファビコンURLへログインせずアクセスできるか
- 画像URLが404や403になっていないか
- robots.txtで画像をブロックしていないか
- CDNやセキュリティ設定がGooglebotを拒否していないか
- HTMLの
hrefがテスト環境のURLのままになっていないか
画像URLをブラウザで開くだけでなく、HTTPステータスも確認します。
curl -I https://example.com/favicon.pngファビコンのURLを頻繁に変えない
GoogleはファビコンのURLを安定させるよう案内しています。画像を更新するたびにファイル名や保存先を変えると、再取得に時間がかかります。
同じURLの画像を差し替える場合は、CDNやキャッシュが古い画像を返していないか確認します。反映を急いでURLを何度も変えるのではなく、トップページの再クロールをリクエストして待ちます。
一つのホスト名につき一つ
Google検索では、基本的に一つのホスト名に一つのファビコンが使われます。example.com/service-a/とexample.com/service-b/で別々のファビコンを指定しても、サブディレクトリごとの表示は期待できません。
別のブランドとして表示したい場合は、サブドメインや別ドメインを使う設計も含めて検討する必要があります。
確認チェックリスト
- トップページに正しい
rel="icon"がある - ファビコンが正方形で十分な大きさになっている
- 小さくしても識別できるデザインになっている
- 画像URLが200を返している
- GooglebotとGooglebot-Imageをブロックしていない
- ファビコンURLを頻繁に変更していない
- Search Consoleでトップページの再クロールを依頼した
設定が正しくても、検索結果への反映には数日から数週間かかることがあります。すぐに別の設定を重ねず、技術条件を確認してから待つことも大切です。